耳鳴りと漢方(抑肝散加陳皮半夏(よくかんさん;よっかんさんかちんぴはんげ))の効能・効果と副作用

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 漢方から見ると耳鳴りは代表的に3タイプに分けることができるそうです。そのうちの一つが、強い精神的ストレスが原因の耳鳴りだと言われています。ストレスが原因となることは、耳鳴りで苦しんでいる方であれば、誰しもわかることだと思います。漢方では、肝が自律神経のバランスを司っているとするそうで、過度なストレスによって肝機能が異常になると自律神経のバランスが崩れ、肝の通り道である肝経絡にも異常が生じるようです。耳の周りには肝の経絡が多く通るため、ストレスなどによって経絡の流れが阻害されることによって、その結果耳鳴りとして現れたりするとも考えられています。このタイプの耳鳴りはストレスを抱え込みやすい人に多く見られ、現代人に増えているケースともいえるでしょう。

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 聴力が急激に低下したり、気分によって耳鳴りが出たり出なかったり、高く大きい音の耳鳴りが多い、耳鳴り以外の症状としては、ゆううつ、怒りっぽい、便秘と下痢を繰り返す、わき腹が張る、目が充血しやすいなどがあげられます。代表薬としては、肝の流れをよくする抑肝散(よくかんさん)や釣藤散(ちょうとうさん)があるようですが、副作用もあるようですので、ご自身で調べて見た上で漢方の専門家に相談してください。このタイプの耳鳴りの治療法はどうすればストレスをためないですむかを考え、ストレスの根本をなくすことが先決だと言われています。
耳鳴りに関しては、西洋医学の薬で確実に改善したり、治癒させることのできる薬はまだありません。まったく無効というわけではないのですが、なかなか西洋医学の治療で完治しないので、漢方薬を服用する方が多いのが現状のようです。慢性化する前の早めの治療が肝心と言われていますので、漢方を試したい場合は必ず漢方の専門家に相談したうえで試してみてはいかがでしょうか?

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