めまい 耳鳴り 甲状腺機能低下症 甲状腺機能亢進症

不眠・めまい・耳鳴り等の症状が薬で改善されない時に疑われる病気〜甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症〜

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 不眠・めまい・耳鳴りの他、疲れやすく精神的に不安定になったり動悸がする…などの症状があり、各医療機関を受診して薬を服用しても改善されない場合は、甲状腺ホルモン疾患を疑う必要があります。
甲状腺とはのどぼとけの下にあり甲状腺ホルモンを生成する働きをしています。
甲状腺ホルモンとは成長促進に必要不可欠なホルモンです。甲状腺ホルモンの分泌がないと1か月生きていることができないと言われているくらい重要なものです。この甲状腺ホルモンの分泌が少ない場合を「甲状腺機能低下症」と言います。症状はだるさ・眠気・食欲不振・寒気・気分が塞ぐ・体重増加といった症状がでます。
しかし、症状は千差万別で、人によっては甲状腺機能低下症なのに動悸がしたり不眠になることもあります。

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これとは逆に、この甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると新陳代謝が異常に活発になり、安静にしていても脈拍は速く神経は冴え、非常に疲れやすくなります。
不眠・めまい・耳鳴り・食欲旺盛・体重減少・精神不安・暑がりといった、心身ともに休まらない状態になり、更に悪化すると甲状腺が腫れたり眼球の突出・瞼の腫れなどの症状が現れます。また、人によっては、亢進症なのに体重が増加したり食欲不振になることもあります。この場合受診する医療機関は「内分泌代謝科」といって、内分泌ホルモンを専門に診察する医師に診てもらうのがベストです。そこでは、問診、血液検査、エコー検査等を行います。甲状腺ホルモンの異常は血液検査で判断されます。甲状腺ホルモンが過剰分泌する「甲状腺機能亢進症」の場合は、ホルモンの分泌を抑える薬を服用します。(場合によっては、甲状腺を切除する手術や放射線治療を受ける人もいます)
これらの症状は更年期障害や自律神経失調症と酷似していますので、決して自己判断ぜず、まずは医療機関で血液検査を受けることが重要です。

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