片耳に高音の耳鳴りが止まらない病気があります
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朝目覚めると、キーンといった高音の耳鳴りが止まらない事があります。
時間が経つと治ってしまうこともありますが、その日継続的に片耳に耳鳴りが生じていたり、耳が塞がれたような閉塞感と共に難聴の傾向が出ていたら、突発性難聴の恐れがあります。
症状の程度によっては片耳が全く聞こえないこともあります。
突発性難聴は基本的には片耳にだけに生じ、時間が経てば経つほど高音の耳鳴りが止まらない状態になります。
耳の異変に気が付いてから遅くても一週間以内に治療を開始すると、難聴や耳鳴りが回復する可能性が高まります。
耳鳴りが起こるメカニズムは全貌がまだ解明できておらず、早期発見、早期治療が大切になります。
治療には薬物療法を行い回復を目指します。
突発性難聴の原因に、内耳のウィルス感染や内耳周辺の血流障害があります。
ウィルス感染の場合、抗ウィルス薬による治療が効果的です。
内耳の血流が悪かったり、リンパ液の量に不具合がある時には、血管拡張剤や内耳循環改善薬を投与して治療を行います。
内耳からリンパ液が漏れてしまう内耳窓破裂や聴神経腫瘍も耳鳴りが止まらない原因になります。
CTやレントゲンなどの画像検査を元に、耳鳴りの直接の原因を調べた上で、手術を行わなくてはならない場合もあります。
聴神経腫瘍は、耳鳴りだけでなく、脳周辺にできた場合に脳を圧迫させて後遺症を引き起こすことがあるため、早期に対応が必要になります。
耳鳴りは具体的な病状が良くなれば自然と治りますが、日頃からの無理のある生活習慣やストレスから生じる事もあるので、節度ある生活習慣を身に付ける事も大切です。