良性発作性頭位 めまい症 眩暈症

眩暈症の一種である良性発作性頭位めまい症について

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 良性発作性頭位めまい症とは、眩暈症の中でも特によく知られているタイプのものです。
寝ている状態から上半身を起こす、急に振り向く等の動作をした時に現われるのが特徴です。
浮遊感を感じる眩暈というよりも、周囲がグルグルと回転しているように感じる眩暈になります。
 良性発作性頭位めまい症が起きる原因は、耳の中の前庭器官という部分に異常が起きる事です。
前庭器官の中には耳石という石があるのですが、この耳石の位置がずれる事で発症します。
前庭器官は頭と地上の位置関係を認識する働きをしていて、この働きで頭の位置バランスを取る事が出来ます。
しかし耳石がずれると頭の動きへの反応が過敏になってしまい、その結果として眩暈を起こすのです。

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 良性発作性頭位めまい症は、症状が一時的である事も特徴の一つとなっています。
前述したようなタイミングで眩暈が起きても、数秒から数十秒で治ります。
また同じ動作を繰り返していると、自然と眩暈が起きにくくなっていきます。
 回転性の眩暈なので多少の吐き気を伴う事もありますが、耳鳴り等の症状が出る事はないです。
 良性発作性頭位めまい症は症状が一時的なので、しばらく様子を見るというのも一つの方法です。
根本的に治す方法としては、近年では頭位変換療法という方法を用いる事があります。
頭位変換療法とは頭の位置を動かして、ずれてしまった耳石を正しい位置に戻すという方法です。
具体的な方法は医師等のレクチャーを受ける必要がありますが、効果が高いと注目されています。

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